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2023/05/31 22:26


佐賀県職員時代に循環型社会を推進してきた経験を活かし、環境負荷の少ない微生物農法で生姜を育てることで、サステナブル(持続可能)な農業を目指しています。
大雨による冠水被害にも負けず、規格外や種生姜などの訳あり生姜を加工品にすることで、食品ロスをゼロにし、農業の6次化により収益を上げることで、農業の生業を未来につなげたいと考えています。

生姜に含まれるポリフェノール類は免疫力を高める効果があることから、自分の作ったシロップやパウダーなどの加工品を通じて、みんなの健康と癒しに貢献したいと考えています。

サステナブル生姜の生業6次化)を未来に繋げたいという強い気持ちをもって取り組んでいます。

今回は、サステイナブル SDGs17の目標のうち私たちが取り組んでいる6つの目標を紹介します。

〇とめよう温暖化

 化学肥料は使用せず、堆肥等有機質肥料は直接土壌投入せず再発酵させて施用することにより、二酸化炭素の約300倍の温室効果がある亜酸化窒素(N2O)の排出を抑制している。

〇まもろう生き物

 農薬や化学肥料、除草剤を使わないケミカルフリー農業を行っている。土壌中の微生物を増やすことにより、小さな土壌生物生態系や畑域生態系の維持保全を行っている。

〇まもろう水

 農業地域における化学肥料や家畜由来の堆肥の過剰な堆肥は、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素による地下水汚染の一因となっている。そこで、堆肥等有機質肥料は直接土壌投入せず再発酵させることにより硝酸性窒素等の地下水浸透を抑制している。

〇へらそうゴミ

 下水道バイオマス由来の堆肥、米ぬか、籾殻を使った独自の発酵堆肥を活用している。訳あり品をも使って、生姜加工品生産の際には、残渣が発生しない食品ロスゼロ工程を確立し多品種の生姜製品を作っている。

〇みんなで支え合おう

 生姜シロップ等生姜加工品を提供し、健康づくりをお手伝いしている。

〇まもろう土

 化学肥料は使用せず、堆肥等有機質肥料は直接土壌投入せず再発酵させて施用している。土壌中の微生物を増やすことにより、小さな土壌生物生態系や畑域生態系を壊さず維持保全を行っている。


よくよく考えると、日本では縄文時代から戦前まで続けられてきた農の生業そのものなんですね!そんな農の生業に進歩し続けるサイエンスをドンドン取り入れることで豊かで健康な未来が見えてきますね。頑張りましょう。


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じゅんかん農法で生姜を作っています。 九州大学農学部農芸化学科を卒業し、佐賀県庁に35年間勤務したのち、2020年に就農した67歳の佐賀県が認定するエコファーマー。じゅんかん農法により、下水道資源や微生物、もみ殻などを使って堆肥を作り、栽培期間中無農薬・無化学肥料・無除草剤で生姜を栽培しています。 規格外や種生姜などの訳あり生姜も原料にして、シロップやソース、パウダー、プリン等スィーツなどの加工品も開発しております。